ジャストシステム、ATOK向けに社内変換辞書を統一できるソフトを発売

　ジャストシステムは1月23日、ATOKの辞書を各クライアントに配信し社内用語や表記の統一などを図るソフト「ATOK Business Solution 辞書配信システム IV /R.2」を発売すると発表した。

　本ソフトは、社内独自の専門用語や独自用語などについて、日本語入力システムであるATOKにおける変換辞書を各クライアントのATOKに配信することで辞書を共有し、社内用語や表記を統一するためのソフトウェア。人名から内線番号を検索したり、商品名から価格に変換できるといった利用方法もできる。最新の日本語入力システム「ATOK 2007」やWindows Vistaに対応。

　また、企業や団体で利用している専門用語や独自用語などのATOK用辞書を管理する「ATOK Business Solution 用語管理データベース」も合わせて発売する。

　本ソフトは専門用語や社内独自用語、ATOKや文章校正支援ツール「Just Right!」で利用する辞書を作成する。既にある用語リストの一括登録、用語リストを一覧にして様々な条件で検索・絞り込みをすることが可能で、日々変化していく言葉、情報の追加や修正・削除が行える。ユーザーがWeb上から用語の追加などについて要望を管理者に通知することもできるので、管理者はユーザーの実際の利用に基づいた辞書を作成できるという。

　価格は、「ATOK Business Solution 辞書配信システム IV /R.2」 が10万5,000円（税込）から。100クライアントごとに1ライセンスの購入が必要なほか、別途ATOKのライセンスが必要になる。

　「ATOK Business Solution 用語管理データベース」は63万円（税込）の買い取り形態か、年間15万7,500円（税込）となる年間ライセンス形態のどちらかを選ぶことができる。

　発売日は両ソフトとも3月16日。